行政書士と宅建の難易度etc.を一大比較

行政書士と宅建は、一見したところで接点がない資格同士に見えるでしょうか。
確かに、行政書士と宅建は違ったカテゴリに所属している資格です。
難易度も、正直なところ近いとはいえませんが、行政書士と宅建は、それぞれよく考えて取得し、利用していくべき資格で、どちらにも目を注ぐ価値があります。

実は、行政書士と宅建の難易度には共通点があります。勉強方法を誤らなければ、まったくの未経験でも、数ヶ月程度の時間で(それも1回の受験で)合格できるチャンスがどちらにもあるということです。


1.行政書士と宅建の、合格のための難易度を比較すると?

年度 行政書士 宅建
平成20(2008)年 6.5% 16.2%
平成21(2009)年 9.1% 17.9%
平成22(2010)年 6.6% 15.2%
平成23(2011)年 8.1% 16.1%
平成24(2012)年 9.2% 16.7%
平成25(2013)年 10.1% 15.3%
平成26(2014)年 8.3% 17.5%

合格率を比較すると、行政書士と宅建の難易度は決定的な格差があるように見えますね。
行政書士の合格率は、10パーセントを超えることまずないのですが、宅建は必ず15パーセントをわずかに超えるくらいの数字に毎年なっています。

難易度だけで書くなら、宅建のほうが行政書士よりもひと回り受かりやすいといえるでしょう。
とはいえ、難易度や受かるまでのたいへんさだけで、行政書士と宅建のどちらを受けるか決めるのはナンセンスです。宅建にしても、不動産関連の法知識が大量に出てきますから、楽ではありません。


2.行政書士と宅建の、合格後の成功を目指すときの難易度を比較すると? 

行政書士よりも宅建のほうが無難である点は否めません。
宅建は、不動産の売買を営む企業が必ず雇わないといけません(法律で、そう決まっています)。宅建は需要がなくなることがありえない資格です。
仕事を無難に見つけたいのであれば、宅建のほうが行政書士よりもメリットがあります。

ただし、開業する場合は行政書士のほうが有利な点もあります。
宅建は不動産が絡む仕事でないとあまり役に立ちませんが、行政書士は仕事の幅が非常に広いのです。それに宅建は、独立するまでにふつうは時間がかかりますが、行政書士は合格後すぐに独立・開業を果たすことも、それで基盤を築いていくことも可能なことは可能です(楽ではないですが……)。


3.総評

行政書士と宅建は、試験の難易度に関しては宅建のほうが楽といえば楽でしょう。

合格後についても、安定した仕事を望むなら宅建のほうがオススメできます。しかし、不動産売買業に特化した資格ですから、本当にその仕事で一生やっていくことになっていいのかよく考えてから目指す必要があります。

※もっとも、行政書士と宅建は、比較をして終わりになるよりも、お互いを補完し合う資格とみなすほうがよいでしょう。特に不動産関連の仕事をする場合は、ダブルライセンスをしているケースはザラです。

→ 難易度無関係に行政書士試験に合格できる勉強法